開業したら税務署、役所に提出する書類の中で、提出を忘れてはいけない書類があります。
青色申告承認申請書は必ず出す
絶対に出し忘れてはいけない書類、それは「青色申告承認申請書」です。
これを期限までに出していないと、税金上有利な制度を使うことができません。
最も影響があるものとしては、赤字の有効利用です。
青色申告であれば、過年度の赤字があれば、当期に黒字になった場合に赤字と相殺できるというメリットがあります。
黒字の相殺、つまりは節税となるわけです。
これが使えないのは大きなデメリットです。
他にも青色申告の65万円控除など、青色申告でないと利用できない有利な税制が多くあります。
会社はもちろんですが、個人でもどうせ帳簿を付けるなら、白色も青色もやることに大してかわりはないので、
提出して必ず青色申告で申告するようにしましょう。
開業したらすぐ提出する
青色申告承認申請書の提出期限は、原則以下のようになっています。
・法人:開業後3か月以内か、設立事業年度終了の日の前日の早い方
・個人:開業後2か月以内(1月1日~1月15日に開業の場合は3月15日まで)
開業後しばらく猶予はありますが、忘れないように開業したらすぐに提出するようにしましょう。
後から出そうと考えていると忘れてしまいますので。
提出は、e-Taxからも可能です。
他にも開業届など提出する書類はありますが、最悪これだけは期限内に出しておけばあとはなんとかなります。